鬼平犯科帳ゆかりのスポット読み歩き 其の一 ~押上村コース~
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❸枕橋❽東京スカイツリー■隅 田 川❹❺⑲㉕❶❷㉖⑳㉑■㉗❻㉘㉔❼まち歩きには墨田区内循環バス「1日乗車券(300円)」も便利!バス車内で購入できるほか、産業観光プラザ すみだ まち処、吾妻橋観光案内所、両国観光案内所等でも販売しています。将棋名人・木村義雄の旧居跡錺かんざし博物館本所吾妻橋駅北(清雄寺入口)博物館/小さな博物館工房ショップ観光案内所街あるき案内処ホテルトイレ名所・史跡・公共施設会社墨田区内循環バス「すみだ百景 すみまるくん・すみりんちゃん」本所吾妻橋駅東(南蔵院跡)警察署・交番郵便局神社寺院学校消防署相撲部屋高札業平橋観光案内所とうきょうスカイツリー駅紗蔵業平公園「王貞治記念銘板」森鷗外住居跡春慶寺前(東京スカイツリータウン■前)すみだ女性センターリッチモンドホテルプレミア東京押上安永3(1774)年、江戸時代明和の大火後に架けられた橋。当時は大川橋と呼ばれ、小説の中でもたびたび登場します。現在の橋は震災復興橋梁として昭和6(1931)年に架橋されました。嘉祥2(849)年、慈覚大師が聖徳太子自作の太子像を安置したことに始まると伝わる天台宗の古刹。第4巻の「敵(かたき)」では、寺の前の花屋が盗人宿となっています。「蛇の眼」で平蔵の勘が、蛇の平十郎の去っていく姿に「あやしい奴」と感じた場所で、当時は源兵衛橋と呼ばれていました。鬼平犯科帳をはじめ、剣客商売などでもおなじみの寺。鬼平「迷路」では、玉村の弥吉が妙法寺の九十郎と出会い、盗みに誘われる舞台となっています。池波正太郎の人気小説で知られる「鬼平」こと長谷川平蔵は実在の人物。火付盗賊改方として江戸市中の治安維持にあたり「鬼の平蔵」と恐れられていました。「押上村」と呼ばれたこのあたりもまさに渡り合いの現場。作中に度々登場する「大川」は現在の隅田川、「大川橋」が吾妻橋です。慶長元(1596)年に創建された日蓮正宗の寺院。鬼平犯科帳の番外編「正月四日の客」で前砂の甚七が寺男になりすましていた寺で、江戸の儒学者・朝川善庵の墓があります。「敵(かたき)」の中で、大滝の五郎蔵が橋を渡ったところで尾行されていると感じ、すばやく西尾隠岐守下屋敷わきの木立に身を隠す場面で登場します。平蔵の剣友、岸井左馬之助の寄宿先の寺。左馬之助役を演じた有名俳優が揮毫した「岸井左馬之助の寄宿の寺」という石碑が建てられています。歴史さんぽのしめくくりは、新しい東京のシンボル、東京スカイツリー。高さ634m、自立式電波塔としては世界一!日本の伝統美と近未来的デザインが融合した姿を間近で見よう! コーヒー専門店で修業を積んだオーナーが経営する、自家焙■のコーヒー店。落ち着いた時間を過ごせます。デザートもおすすめです。【定休日】日曜・祝日(祝日は不定休)【営業時間】11:30〜17:00、18:30〜23:00(木曜18:30〜23:00)【電話番号】03-5608-2081凡例ちょっと寄り道カフェスタイル コジロウ鬼平が渡った「大川橋」は吾妻橋吾妻橋如意輪寺カフェスタイルコジロウ三囲神社常泉寺業平橋春慶寺吾妻橋如意輪寺枕橋三囲神社常泉寺業平橋春慶寺東京スカイツリー■ 鬼平犯科帳ゆかりのスポット読み歩き其の一〜押上村コース〜吾妻橋〜東京スカイツリー■最新タワーがそびえる押上も、鬼平が活躍した当時は田畑広がるのどかな土地でした。そんな時代を思いながら、名著ゆかりの地を歩いてみては?

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