浮世絵でめぐる隅田川の名所
- エリア
- 横川・業平
隅田川は、江戸という都市の人々にとって、とても馴染みのある川でした。周辺には、
浅草寺や木母寺をはじめとした由緒ある寺が点在し、春の桜、夏の納涼、秋の月、冬の雪など、
四季や自然の美しさを堪能できる名所がありました。梅屋敷、花屋敷(百花園と浅草奥山)
なども開かれ、料亭でちょっとした贅沢を味わくこともできました。向島一帯は、船に乗れば
江戸の中心から遠くなく、それでいてのどかな雰囲気も味わうことができ、格好の行楽地と
なっていました。
浮世絵には、隅田川を描いたものが数多くあります。江戸名所を描いたシリーズには必ず
隅田川周辺の絵があり、さらには隅田川周辺のみをテーマとしたものもあります。その他、
役者絵や美人画の背景やコマ絵などに小さく描いたものまであり、いかに隅田川が絵になる
魅力的な川であったかを知ることができます。
たばこと塩の博物館が渋谷区から墨田区へ2015年に移転してから、ちょうど10年を迎えます。
大蔵省煙草専売局の工場が隅田川沿いに建てられるなど、隅田川はたばこ産業にとっても
重要な川であるため、当館では移転依頼、浮世絵を含む隅田川に関わるさまざまな資史料を
収集してきました。今回は、移転以前から収蔵していたものとあわせて、隅田川に関係する
館蔵浮世絵を展示します。周辺の社寺、花名所、料亭など、浮世絵に描かれた魅力あふれる
隅田川を紹介します。


詳細情報
期間 | 2025年04月26日~2025年06月22日 |
---|---|
会場 | たばこと塩の博物館 |
住所 | 墨田区横川1-16-3 |
時間 | 午前10時~午後5時(入館締切は午後4時30分) |
入館料 | 一般・大学生 300円 小・中・高校生、65歳以上の方 100円 ※未就学児の方は無料です。また、障がいをお持ちの方は、障がい手帳(ミライロID可)などのご提示で、ご本人様と付添いの方1名まで無料です。 |
休館日 | 毎週月曜日(ただし、5月5日は開館)、5月7日(水) |
関連リンク | ホームページ |
掲載内容は変更となる場合があります。最新の情報は公式ホームページ等にてご確認ください。