日本刀 美の表現と薩摩金工の精髄

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エリア
両国

 日本の歴史の中で、日本刀は武器としてだけでなく信仰の対象や権威の象徴ともなり、その過程で実用面に留まることのない高い美術性を有する日本独特の工芸品へと昇華されました。優美な曲線を描く刀身全体の「姿」、折り返し鍛錬によって生み出される独特な文様の「地鉄」、そして様々な変化を見せる多種多様な「刃文」。これらの要素の美術性は、実用性を前提としつつも、各時代、各地域での刀工たちが創意工夫する中で高められてきました。そして現在、日本刀の鑑賞において、もっとも基本的かつ重要な要素となっています。本展では日本刀の持つ美しさをテーマに、「姿」「地鉄」「刃文」など各見どころからその神髄に迫ります。一千年の歴史の中で紡がれてきた様々な美の表現を、心ゆくまでご賞翫ください。

 また、併せて特集陳列「薩摩金工の精髄」として、薩摩のお国拵と刀装具を取り上げます。薩摩の拵は同地の剣術流派である示現流のために考案されたもので、剛健な造りとなっています。刀装具は小田・知識の両派が江戸時代末期に至るまで薩摩の代表的な金工流派として栄え、それ以外にも多くの金工が活躍しました。実用性と装飾性を兼ね備えた薩摩の刀装・刀装具の魅力もお楽しみください。

詳細情報

期間2025年05月24日~2025年07月21日
会場刀剣博物館
住所墨田区横網1-12-9
時間午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日月曜日
(祝日の場合は開館、翌日休館)
入館料大人 1,000円
会員  700円
学生  500円
中学生以下 無料
前期展示期間2025年5月24日(土)~6月22日(日)
後期展示期間2025年6月24日(火)~7月21日(月・祝)
※一部展示内容が異なります。
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