鬼平犯科帳鬼平犯科帳ゆかりのスポット読み歩き〈竪川コース〉
鬼平犯科帳 ゆかりのスポット読み歩き 〈竪川コース〉
両国周辺は池波正太郎の人気小説『鬼平犯科帳』でたくさん登場します。
ここでは、主人公の「鬼平」こと長谷川平蔵が大活躍したスポットを巡ります。鬼平が見た景色を、バスや徒歩で巡ってみましょう。
コース詳細
両国観光案内所
両国エリアを中心した観光案内やパンフレットが設置されています。両国観光案内所発のガイドつきツアーも開催(夏季・冬季除く)しています。すみだのお土産も取り揃えています。
回向院
明暦の大火(1657年)の犠牲者を弔うために創建されました。寺の周辺は、盗賊改め方の探索先となる蕎麦屋や見張り用の茶屋など数々の現場が設定されました。
旧両国橋・広小路跡
明暦の大火(1657年)の後に架けられた両国橋には、延焼を防ぐために両岸に「広小路」が設けられました。回向院への参詣客で賑わい、江戸では1、2を争う繁華街だったことから犯罪もはびこり、鬼平の捕り物にもたびたび登場します。
料亭「井筒」
『鬼平犯科帳』に登場する料亭。主人の羽沢の嘉兵衛は、裏の世界では香具師の元締めとして登場します。鬼平の暗殺を画策するなど、鬼平の手を焼かせました。
煙草屋・壺屋
この店は、大盗・蓑火の喜之助の下で修行した盗賊・大滝の五郎蔵が捕縛された後、密偵となり、義父・舟形の宗平と始めました。後に夫婦となった女密偵のおまさと一緒に暮らしています。多くの作品に登場します。
軍鶏なべ屋「五鉄」
二之橋の角、南側が竪川に面している場所にあったとされている鬼平の行きつけのお店です。鬼平と配下の密偵たちが集まり、事件解決や情報収集の場として、重要な役割を果たしていました。
茶店笹や
弥勒寺の門前にあるお熊婆さんのお店。お熊婆さんは、平蔵が「本所の銕」と呼ばれていた若い頃をよく知る人物としても登場します。火盗改の長官になってからは出先のような役割を担い、多くの作品に登場します。
弥勒寺
茶店笹やが弥勒寺の門前にあることから、多くの作品に登場するお寺です。寺の下男である茂平は、お熊婆さんとは茶飲み友達の間柄です。弥勒寺が舞台となる「お熊と茂平」では、茂平が急逝し、お熊に遺言を残すことから話が展開します。