江戸時代からの伝統や文化が、まちのそこかしこに息づく「すみだ」。かと思えば、日本の新しいシンボル「東京スカイツリー(R)」が建ち、感性豊かなクリエイターやエンジニアが集まり、ものづくりの技術を活かした先進的な取組みが行われているのも「すみだ」です。ここでは、そんなどこか懐かしくも新しいまち「すみだ」の魅力をいくつかのキーワードでご紹介していきます。
歴史を感じるまち
名所や旧跡、
偉人ゆかりの地が点在
江戸文化発祥の地として発展してきたすみだ。江戸の大相撲は富岡八幡宮境内などを経て、やがて江戸随一の盛り場だった両国に興行が移っていき、「回向院」が定場所となりました。また、江戸城無血開城に成功し、江戸市民を戦禍から救った勝海舟もすみだの生まれです。すみだの街には当時の歴史を紹介する案内板も多く、両国を中心にまち歩きガイドツアーなどが盛んに行われています。
おすすめスポット
文化・芸術のまち
浮世絵鑑賞から
オーケストラ公演まで楽しめる
世界で高い評価を受けている浮世絵師「葛飾北斎」。彼はすみだで生まれ、一生のほとんどをすみだで過ごしたといいます。北斎の浮世絵は世界中の多くの画家に影響を与えました。江戸文化を今に伝えるその作品の数々は「すみだ北斎美術館」で楽しむことができます。また、音楽を中心に芸術活動を支える「すみだトリフォニーホール」は東京東部地域における芸術文化活動の拠点です。
おすすめスポット
ものづくりのまち
伝統技術×アイデア×デザイン
江戸の職人技術を引き継ぐかたちで、明治の近代化では軽工業発祥の地となったすみだ。現在も、日用品や各種部品などの生産が盛んです。墨田区の「産業」に関する製品や資料などのコレクションを展示する「すみだ小さな博物館」は区内に24か所あり、すみだの産業の歴史を垣間見ることができます。最近では、クリエイターやベンチャー企業のアイデアに職人の技術や経験を掛け合わせることでカタチにしていく「Garage Sumida(ガレージスミダ)」や「すみだモダン」など、新たなものづくりへの取組みも始まっています。
おすすめスポット
地域に開かれた
大学があるまち
まちがキャンパスの一部であり、
キャンパスがまちの一部
職・住・学・遊が調和したまちづくりを目指すすみだ。2020年4月にiU 情報経営イノベーション専門職大学が開学、また2021年4月には千葉大学墨田サテライトキャンパスが開設されました。二つの大学は同じ敷地内にあり、まちとつながるキャンパスとして誰もが自由に入れる地域交流の場となっています。
SDGsを
牽引するまち
全国から注目される
すみだの取組み
SDGs達成に向け、優れた取組みをしている自治体を国が選定する「SDGs未来都市」に選ばれた墨田区。他都市の模範となる先進的な10都市が選ばれる「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれ、ダブル選定となっています。ものづくりの知見を社会課題の解決に活かし、働きがいや生きがいのある住みやすいまちづくりを進めています。